マンスリーレポート 第171号

10月のアークル

 酷暑だった今夏、9月に入りようやく一息ついた感じです。

 今夏を振り返ると、まずは災害が多い夏だった印象です。災害は私達飲料業界にも大きな悪影響を与えました。飲料製造工場の被災、JR物流の分断、それにれに伴うトラック物流の不足などで商品が消費者まで届かないということが発生したのです。

 またひどい暑さに伴い、売れ筋は完全に500mlペットに移行。従来の缶製品の落ち込みはひどく、まさに缶離れといった状況です。

 北海道の地震では北海道全土が停電にまでなり、自販機はすべてストップしました。本来であれば、緊急時のライフラインの一つである自販機はこのような災害時活躍しなければなりませんが、電気なければどうにもならないのです。ちなみに東北の震災以降登場した、災害ベンダー(緊急時に自販機の中の商品を鍵なしで取り出せる)は、今回機能したのでしょうか?

 自販機はある意味社会インフラの一つで、このように災害時に役立つ自販機というのは社会にとって非常に有用です。しかし、問題なのは、自販機はあくまでも自販機であって、飲料製品を売るために存在するものなのです、いくら社会的に役立つと言っても、通常時に商品がしっかり売れてくれないと、その自販機は存続不可能なものになってしまうのです。
 つまり、自販機についている付加価値機能は平均的な売上以上のあるロケーションに限られてきてしまうのです。

 現在国内にある飲料自販機が約250万台あると言われています。今まではメーカー、オペレーター共、台数至上主義で 増やし続けてきた結果自販機市場は完全に飽和状態になっています。またコンビニのカウンターコーヒーの出現で消費者の缶コーヒー離れが顕著になってきています。市場が飽和な上に、パーマシン(1台当たりの売上)が下がるとなれば国 内の自販機適正台数はもっと低いものになるでしょう。
 また、近年のドライバー不足で自販機オペレーターはオペレーションがしきれないところも出てきています。大切なの はその場所に自販機が必要かどうかということです。

 このような状況であれば、自販機は今後増やすというより、必要な場所に適正に設置をし、不必要な場所はやめるという決断をしていかなければなりません。自販機の大きさも同じで、不必要な場所に無駄な大型機が設置されているケースも注意しなければならない点です。

 自販機の商品の売れ方の変化にも変化が見られます。それはペット製品の売上増大です。ペット製品は賞味期限が短いというというデメリットがあります。自販機の低パーマシン化の中でペット製品の占める割合が増えると、管理が非常に難しくなります。
 例えば、夏場良く売れた炭酸ペットが冬になり売上が下がり、自販機庫内に滞留すると春先にはそれらが賞味期限によって廃棄処理をしなければならなくなります。ペット製品だけでなく、売れゆきの鈍い製品もしっかり管理しないとあっという間に賞味期限切れを迎えることになってしまいます。

 この商品の問題は特に売れ行きの悪い自販機で発生する大きな問題で、そういう意味でも何としても低パーマシン化は避けなければならないのです。
 この問題については、弊社では売れ残り商品の低価格販売を必要に応じて実施するようにしています。これは結果利 益率低下を招く要因となってしまいますが、廃棄をするよりはましと考えなければなりません。

 自販機ビジネスは今大きな曲がり角に差し掛かっています。
それは、自販機が今後衰退するという意味ではなくて、いかにマーケットに適正な状態に出来るかと言うことで、そうしなければ、自販機がマーケットから悪者として見られしまう可能性があるという事です。

 今まで通リの考え方で自販機展開を考えている業者はいないと思いますが、自販機がマーケットから必要とされるように、私達が今までのやり方を一度立ち止まって、見直す時期が来ているという事なのです。

 さて弊社の7〜9月期の最盛期を振り返ってみたいと思います。売上は昨年並みでしたが、暑さの割には売り上げが伸びてこないというのを実感しています。象徴的な出来事として、8月期のダイドー製品の売れ行き1・2位に水とスポーツ飲料がきたことです。ダイドーの場合、常にベスト5をコーヒーが占めています。さすが今夏の酷暑では500ペットが上位を占めたのですが、これがまさに今夏の売れ行きを端的に示しているものなのです。

 つまり売り上げのほとんどが500ペットになってしまい、それ以外の缶製品が売れないという状況です。現在の自販機はほとんどがペットコラムが10コラムぐらいしかありませんから、売り切れも非常に多かったと思います。今後の自販機は最低でも15〜20コラムのペットコラムが必要になってくるでしょう(自販機製造メーカーは開発中と言っています)。

 ペットが売れるということは、ルートマンに非常に負担が増えます。またトラックの積載の問題もあります。商品の売れ方の変化は作業や肉体的負担にも影響を及ぼします。そんな厳しい中弊社社員はみんなとても頑張ってくれました。そういう意味では経営者として社員にはこたえていかなければならないと感じています。

 10月からは秋冬商戦に向けてのホットへの切り替え、新商品のセットなどが始まっています。1年で一番忙しい時期と いっても過言ではありません。これらは急がなければならいのですが、作業は天候にも左右されます。
 ホットへの新商品セットについても考えなければならないことが出てきています。それは売れ筋の変化です。近年コー ンス―プやレモンティーなど、従来ホットの定番だった商品が売れなくなってきています。その代わりに弊社のこだわり 君では甘酒や味噌汁といった、今までにない商品が売れるようになってきています。お茶類についても、ホットは日本茶よりもほうじ茶や混合茶(十六茶みたいな)ほうが売れ行きが好調です。
 このように消費者の嗜好変化を敏感にとらえながら新商品セットをしていかないといけなくなりました。自販機の売上は本当に繊細で、トレンドからずれるとあっという間に売り上げを失うことになるのです。

 そういう意味では、年々、自販機ビジネスが難しくなってきています。しかしこの逆境は私達にとって追い風だと感じています。なぜなら今まで苦労して、自販機ビジネスを追求してきた経験が生かされるからです。何の追求もせずこだわりが無かったら、この逆境はただ単なる逆境でしかありません。

 色々なことにトライエラーを繰り返すことは、無駄になることは一切ないのです。苦労やチャレンジを避けていれば何も得られません。そんなことが、この逆境の中、乗り越える力になると思えば、失敗や苦労なんて恐れることはないのかもしれません。

ダイドードリンコ 日本の祭り

 奄美大島 ショチョガマ・平瀬マンカイ
(秋名のアラセツ行事)

 5月、地元小田原の松原神社・例大祭以来のダイドーの祭りです。

 なぜ?奄美大島に行ったかって?メジャーでないお祭りなのに・・・

 先頃ダイドーお祭り軍団長、高松会長より、「次はお好きな所へどーぞ」とのお誘いあり、残りの日本の祭りで興味深そうな祭りはないかと探したところ、なんと奄美大島の祭りを発見。
 奄美大島と言えば今、西郷どんで話題だし、行ったこともないし、沖縄とは違う文化と聞くし、興味がどんどん湧くわけで、それじゃ行ってみようということで、今回参加させていただく次第になったわけです。

 そういう意味では、本音を言うとお祭りより奄美大島に興味があったとうのが本音かもしれません。しかしそんな期待をいい意味で裏切ってくれる祭りだったのです。

 さてどんなお祭りだったかと言うと・・・・

 まずは基本情報から・・・

 ショチョガマと平瀬マンカイはセットの祭りで、ショチョガマが男祭り・平瀬マンカイが女祭りだそうで、どちらも五穀豊穣を祈る祭事です。ショチョガマは秋名集落南西部の田んぼを見下ろせる場所、山の傾斜地で早朝行われ、平瀬マンカイは秋名湾の岩の上で夕方行われます。

 ということで・・・ショチョガマの見学はホテルを早朝5時に出発。現場につくと、山の中腹に藁ぶきの見晴らし台というか小屋のようなもの(ショチョガマ)が建っているのがわかります。その上では白装束の男たちが太鼓をたたきながら歌を歌っています。
 まわりはまだ薄暗く日の出までは時間があります。山の下では多くの地元民や観光客がその様子を見学しています。私達ダイドーお祭り軍団と言えば、何の説明も受けずぬかるんだ山道をドンドン上っていきます。10分ほどでショチョガマに到着。人をかき分け皆さん、ショチョガマの上に。ショチョガマの上には男たちで埋め尽くいされています。これから何が起きるのだろうが?

 対岸の山からは日が出始め、明るくなり始めた時白装束の男の「ヨラ!メラ!」と言う掛け声とともに、思いっきりショチョガマを揺らすのです。その後また歌が始まり、一斉に揺らす。これを何回か繰り返していくと、ショチョガマが倒れそうになってきます。
 実はこの祭事、このショチョガマの倒れた方向で農作物の吉凶を占っているそうなのです。
 こんな地元民にとって大切な祭事の現場に、私達のような見物客が参加していいのだろうか?なんて少し思いましたが、実際参加してみると結構盛り上がっている自分がいました。

 結局山側から見て、右手側に倒れたショチョガマ。その倒れたショチョガマ の上では地元民の男たちが太鼓をたたきながら、円を作ってまわりながら踊ります(八月踊り)。

 ふと、気づくと日は上りすっかり明るくなっています。山を下りると、地元のボランティアの女性たちが、そこでとれた新米のおに ぎりを配っています。パパイヤの漬物が入っているおにぎりをほおばると、地元の人達が400年以上にわたって、豊作を祈る祭事を続けている意味をほんのちょっとだけ実感しました。

 さて次は夕方の平瀬マンカイです。それまでは、少し休憩をはさみ、西郷さんがかつて愛可那さんと過ごした家や黒糖焼酎工場の見学をしながら、夕方を待ちます。

 平瀬マンカイはショチョガマからほど近い、秋名湾の2つの岩の上で行われます。午後3時ぐらいに現場到着すると、すでにたくさんの人々が集まってきています。明らかに早朝のショチョガマより見物客が増えています。
 また集まってきている地元民は、大きなお重を抱え、海岸の岩場に陣取っています。多分この祭りの時にここで大勢で食事するのが習わしなのだと勝手に想像していました。

 4時になるとマイクで地元の方が「これから平瀬マンカイを始めます。よろ しくお願いします」というアナウンスを機に祭りがスタートしました。
 2つ相対している岩、「神平瀬(カミヒラセ)」と「女童平瀬(メラベヒラセ)」と呼ばれているそうです。神平瀬にかなり年齢の行ったおばあさんが5名乗ります。このおばあさんが「ノロ」と呼ばれる祝女です。(多分西郷どんで出てきた、手に入れ墨をしていたユタみたい人だな思いました)女童平瀬に は白装束のおじさん3人と藍の絣を着たおばあさん4人が乗ります。

 ノロのおばあさんは太鼓をたたきながら神事を唱えます。片方は手を振りながら踊り歌います。
派手さはないものの、このように海岸の間近で、しっとりと歌い神事を唱える様子は、非常に興味深く思わず見入ってしまいました。

 やはり、こちらもその神事が終わると地元の民を人達が歌い踊ります。

 このような様子を見ていると、やはり祭りは地元民のコミニケーションで、昔は今ほど娯楽もなかった時代でしたから祭りに賭ける意気込みはすごかったんではないかということが容易に想像できます。

 その日の夜、祭り軍団の苦田先生に、今年の祭りでよかったとこはどこですか?という質問をした時、「もしかしたらこれが一番よかったかも」という回答で、そんなお祭りを見れたのはラッキーでした。

 このような企画をしているダイドードリンコさん、素晴らしいと思います。是非今後もずーと続けていってもらいたいと思います。また高松会長・吉村先生・苦田先生・関係の皆さん、健康に留意して長く携わっていただきたいと、心の底から思うのです。

 頑張れ!!ダイドードリンコ! 日本の祭り!!

奄美大島グルメは?

奄美大島のグルメと言えば・・・?

 やはり! 鶏飯ですよね! ちなみい鶏飯とは、鶏肉・錦糸卵・しいたけ・パパイヤの漬物・タンカンの干皮などの具を熱いご飯の上にのせ、地鶏スープをかけたお茶漬けいたいな料理です。

 聞くところによると、これは奄美大島独特のものらしく、沖縄などにはない食文化だそうです。長い間貧しい暮らしの中、鶏肉は島民にとってはごちそうであり、鶏飯は江戸時代は薩摩の役人をもてなすための「殿様料理」と呼ばれていたそうです。
 もともとは炊き込みご飯だったそうなのですが。今のお茶漬け風になったのは戦後ことの様です。

 訪れたお店は、島内では人気NO1の「けいはん ひさ倉」です。

 このお店とにかくコストパフォーマンスは最高です。食べきれないほどの量なのですがお得感のある値段。

 さて感想ですが、タイのカオマンガイを思い出せる料理だと思いました。残念なのはスープが醤油味なことで、私個人 的には鶏白湯スープのがいいじゃないかと思いました。
 また奄美大島全体の料理に言えることかもしれませんが、味付けは濃いめです。

 次のグルメが島豆腐です。

 島豆腐の有名店は「島とうふ屋・高野」です。ここも大人気店で、今回訪問時は外までの行列でした。

 やはりポイントはコスパで、値段の割に非常にボリューミー。

 ちなみに今回いただいたのは、週替わりランチ。その内容がすごいのです。生湯葉の煮物・塩豚入りのかき揚げ・キャベツと油揚げのおひたし・さつま芋 コロッケ・ところてん・くみ上げ湯葉・豆ごはん・味噌汁ピーナッツ豆腐で、さらにこれに島豆腐食べ放題がついているんです。
 これで850円ていうから、行列もわかる気がします。

 島豆腐というイメージから沖縄のものを想像していましたが、違うものでした。こちらのほうが少しやわらかく、私達が普段食べているものに近いと感じました。
 また出汁醤油が美味しく、この島豆腐にはピッタリだと感じました。しかしこれもやや濃い目の味です。

 ラストに紹介するのが、ジェラート。

 せっかく南の島に来ているのに、南国リゾート感を味わいたいもの。

 帰りの飛行場への道すがら寄ったのは「ラフォンテ」。白いおしゃっれに 外観が、南国イメージを引き立てます。

 農園が経営しているジェラート屋さんだそうで、その時期の旬の果物や野菜を使い大体10種類ぐらいのジェラートが用意されています。香料や着色料は使用されていないそうです。

 島今回私がいただいたのは、黒糖とミルク。変わり種では島バナナと言うのもありました。

 このような女子受けするお店がまだあまりない奄美大島。そういう意味ではまだ沖縄のように観光化されていません。また外国人も少なく穴場のスポットではないでしょうか・・・。

先月の売れ筋商品ベスト5(各社)

こだわり
  • 1位 緑茶500P(ミツウロコ)
  • 2位 ミラクルボディ500P
  • 3位 レアル(ブラックBC)ドトール
  • 4位 ドトールカフェオレ260BC
  • 5位 ファイア微糖
ダイドー
  • 1位 ブレンドコーヒー
  • 2位 Mコーヒー
  • 3位 ミウ プラススポーツP
  • 4位 無糖珈琲 樽
  • 5位 ミウ水550P
サントリー
  • 1位 南アルプス天然水 P
  • 2位 ペプシコーラロング缶
  • 3位 新やさしい麦茶600P
  • 4位 ボス Wインパクト微糖
  • 5位 伊右衛門435P
アサヒ
  • 1位 三ツ矢サイダー430P
  • 2位 カルピスウォーター430P
  • 3位 富士山水600P
  • 4位 モンスターエナジー(緑)
  • 5位 ポカリスエット500P

自販機HOT展開中 作業に悪戦苦闘

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