マンスリーレポート 第169号

8月のアークル

2018酒匂川花火大会

 皆様、残暑お見舞い申し上げます。・・・そんな時期なのですが、どちら かというと、酷暑お見舞い申し上げます。のほうがピンと来るような、2018年の夏です。
 これほどひどい暑さは今までちょっと経験がありません。やはり地球温暖 化で異常気象になっているのだろうか?と疑わざるおえないですね。

 この暑さは私達、自販機業界ではもちろん追い風です。たくさんの人から「商売が好調でいいじゃない?」と声をかけられますが素直に喜べていない 自分がいるのです。
 まず、売れ方は500のペットに偏り過ぎている。これは、私の嫌な予想が的中している証拠です。真夏最盛期の売れ方は、本来であれば、通常の売れ行きに真夏商品が乗ってくる売れ方をしていくのです。つまり、コーヒーなどの嗜好品もしっかり売れながら、その他の商品も売れていく感じなのですが、今夏はコーヒーなどはさっぱりで、スポーツドリンク、水、炭酸などに集中しています。ということは、秋になり涼しくなると、缶コーヒー離れの現象が一段と鮮明になると考えています。

 500ペットばかりの売れ方になると、トラックの積載の問題やルートマンにかかる負担増などの問題が出てきます。また今の自販機のコラムも非常に非効率ということになります。今後もこのような夏が続くのであれば、自販機は全てペットコラム対応自販機が求められます。
 また、ルートカーも人の労力削減できるような、トラックが求められます。
 また、ごみの問題も大きな問題です。空き缶入れの中がペットばかりになり、空き缶入れの完全な容量不足から、ごみ回収の頻度が増え、それがルートマンへの負担を重くします。
 また、酷暑はルートマンの熱中症の危険性もあります。この仕事はどうしても外でで働かなければならないので、しっかりと暑さ対策の環境づくりをしなければなりません。

 そんな諸々の問題以外に今年は大問題が発生しました。それは、商品の欠品です。7月の上旬から暑さが続いた時、もしかしたら、商品の欠品が出るかもしれないと心配しましたが、それが的中したことになります。しかしその理由が暑さで売れ行き好調のため商品が欠品しているのではなく、物流の問題なのです。商品が足らなきゃ、どんどん製造すればいいのですが、今回は商品はあるのに運べないという状況なのです。

 7月の猛暑での大量発注、中国地方の被災、トラックの不足などが重なり、物流 現場は大混乱に陥りました。オーダー数の受注を出来ないのはもちろん、配送の遅 延、商品の割り当て計画が予定通りいかないなど、どうにもならなくなったのです。

 このような状況になると、商品がいつ入ってくるかわからないので、発注がさら に増えることになり、さらに現場は混乱するうえ、このような状況になると、飲料メーカーはコンビニやスーパーの手売りを優先し自販機は後回しにします。なぜなら自販機は自社保有の売り場なので当然といえば当然です。しかし私達のような、販売オペレーターも同様に後回しにされてしまうのは少し納得がいきません。
 また、会社、工場、娯楽施設など自販機ニーズが非常に高い場所についてはなんとか商品を供給しなければなりません。そんな葛藤の中、今現在も混乱は続いています。

 今回の問題もそうですが、今日本が抱える大問題をあらためて再認識しなければなりません。
 そうです、人手不足の問題です。
弊社ではこの6月・7月の不採算自販機の整理を大々的に行いました。今まで自販機 の競争激化を背景に、無理な契約の中で自販機オペをしてきましたが、それほどの余 裕がなくなったが現実なのです。

 今まで自販機業界は、三方良しならぬ、一方良しで自販機設置オーナーだけが好条 件を得てきました。もちろんそうしてしまったのは、私達の業界なのですが、人材不足という違った形でそれが終わりを告げようとしています。

 地方では、自販機オペレーターの社員退職でルートを削減するために、自販機ロケを大量にメーカーに返すということが起きていると、聞きます。商売になる自販機ロケを持っていても、回る人がいなけ ればどうしようもないのです。

 この人材不足は今始まったばかりです。今後その流れは、私達業界も含めいろいろな業界でさらに深刻になっていくでしょう。外国人の採用も含め、人材確保をしっかりやっていくのか、事業を縮小して小さくても利益を出せる商売を していくのか、いろいろな道があるでしょうが、変化に対応していかなければなりません。

 さて、上半期飲料業界はどうだったのでしょうか?少し振り返ってみたいと思います。まず業界そのものは、102%と 昨年より伸長しています。しかしチャネル別にみるとスーパー・ドラッグ・コンビニが伸長していて、自販機は97%と一 人負け状態です。自販機売上のメーカー別売上が好調なのがサントリー、アサヒ、伊藤園、不調はコカコーラ、ダイドー と言う結果でした。
 飲料カテゴリーでは、伸びているのが炭酸、その他茶(緑茶以外、麦茶など)で、ダウンしているのがコーヒー・紅茶 です。

 飲料カテゴリーは近年、ほとんど新しいカテゴリーは出来ていなくて、ほぼ決まったカテゴリーで各社戦っている状 況です。そうなると、カテゴリー別のブランドの強さが勝敗を決めることになり、それがイコールそのメーカーの強さ と言うことになります。
 例えば、コーラカテゴリーで断然コカ・コーラ。緑茶は「おーいお茶」「綾鷹」「伊右衛門」「生茶」で終わり。炭酸だったら「三ツ矢」「ファンタ」、水は「南アルプスの天然水」「いろはす」と言う具合で、このように見ると各メーカーの強さ度合がわかってきます。

 つまり、メーカーのブランド構築の大切さがここで表れてくるのです。例えば今年ダイドードリンコは、自社の自販 機でアサヒの「三ツ矢サイダー」「カルピス」を投入しましたが、いまやこれらはダイドー自販機の主力商品になって います。新しいブランド構築はお金と時間がかかり、今後、メーカーがそれを作り上げていくは至難の業です。ということであれば、ダイドー自販機のように、ブランドを借りてしまえばいいわけで、これで自販機の売上アップは簡単に見込めるわけです。

 近年新しく出来たカテゴリーが一つだけあります。それはエナジードリンク市場で す。出来たばかりのカテゴリーなので、各社必死にそのカテゴリーのブランド構築を していこうとチャレンジしていますが、今のところ、「レッドブル」「モンスター」 独占といったところです。サントリーがこの秋、オリジナルでエナジードリンクの大 型商品を販売していくようですが、果たしてブランド構築なるか、見物であります。

 このように飲料をカテゴリーブランドで見ていくと、今後の飲料マーケットが見えてくるかもしれません。

楽天経済セミナー 2018夏 竹中平蔵氏

 当マンスリーでは、半年ごとにこの楽天経済セミナーのレポートを行っています。完全に定期化しました。このレポートを定期化していくと、世の中のマクロ経済の 流れがつかめてきます。今月号でもそのレポートをお届けします。

 今回のセミナーは7/8に品川で開催されたのですが、実は私この日用事があっていけなかったのです。そこで友人にしっかり録音をお願いしました。私自身会場の臨場感が得られませんでしたが、内容を把握するだけであれば、録音で十分です。

 ちなみに竹中氏の講演は毎回欠かさず聞いております。まず、竹中平蔵氏の場合、マクロ的に見た世界経済の中での日本、そして、日本政治から見た経済という観点 から、今後を見ていく上で非常に役立つと感じています。
 アメリカ経済専門の堀古英司氏の講演内容もいつも紹介していますが、それは紙面の関係上来月ということで。

竹中平蔵 「揺れ動く世界動向における投資戦略とは?」

 3週間ほど前、私は初めてイスラエルを訪問してきました。イスラエルと言えば、今年で70周年を迎えるユダヤ人国家でありますが、皆様もご存知の通り、パレスチナとの紛争を続けてきています。このイスラエル、実は今、第4次産業革命の原動力として大注目の国なのです。  イスラエルのIT技術や進歩は実は、軍に関係しています。わずか800万ほどの人口で、周りの敵対国はイラン8000万人サウジ3000万人と巨大国家に囲まれているからこそ、それに打ち勝つだけのサイバー部隊が必要に迫られているのです。
 18歳になると徴兵制で軍役をしなければなりませんが、優秀な若者は8200部隊(サイバー部隊)に配属されます。
そこで多くの技術を学んだ若者が、ビジネスで新たなベンチャーをスタートさせていくのです。

 ダボス会議のシュワッブ理事長はこう言います。「2018年は今までの中で最も変化の早い年になるだろう。しかし、10年後振り返えると、2018年は10年間の間で最も変化の遅い年だったということになるだろう」
 そのような中で、日本の政治はどうであろうか?「まるで緊張感は感じられない?」いや中には感じている政治家はい るのです。企業も同じで、感じている経営者もいれば感じていない経営者もいる。それらを私達は見抜く力が必要なので す。

 「現在の日本の景気は良いのでしょうか?」これを見るには内閣府が発行する月例経済報告を見るのが基本です。これ によれば、「ゆるやかな回復」という表現をしています。少子高齢化、生産人口減少の中での日本の潜在成長率は1%弱 と言われいます。そんな中、2017年は1.5%。2018年予想は1.8%なので景気に対しては楽観的な見方になっているのです。

 それではリスク要因はどうでしょうか?まずは北朝鮮問題。先ごろトランプ大統領と金正恩との会談が実現しましたが、ポイントは.3つ。完全なる非核化・検証可能か?不可逆か?です。しかしこれらについては懐疑的な見方になりつつあるのが現実です。
 そしてトランプの経済政策。これについては短期的には〇ですが、中長期的にはXと考えています。短期的によいのは法人税減税の効果での企業業績がよくな る事。しかしアメリカの現在の拡大財政・金融引き締めは「高金利・ドル高」「財政赤字」の両方を招きます。これはレーガノミクスと同じ状況で、その時は5年後のプラザ合意でそれを修正せざるおえなくなりました。そんな状況の中、中国との貿易戦争が重なるわけです。

 これらを日本から見た場合3つのシナリオが考えられます。

(1)日米金利差の拡大→円安→日本株高
(2)アメリカ金利上昇 → アメリカ株押し下げ → それに連動して日本株押し下げ
(3)アメリカ金利上昇 → 新興国為替下げ → インフレ → 金融引き締め → 景気減速 → 世界経済減速

さてどのシナリオが一番強く出てくるのでしょうか?

 第4次産業革命はどのような流れになっていくのでしょうか?考えてみたいと思います。第4次産業革命とはAI・ロボット・IOT・ビッグデ ータ・シェアリングエコノミーといった新たな産業です。ちなみに、Uberや摘摘のようなライドシェアー産業は過去5年で最も成長した産業です。Uberの企業価値はわずか8年で7兆円、アリババの子会社の摘摘は6兆円です。(ちなみに日本のメガバンクは6兆円、トヨタは20兆円)
 日本では、タクシー業界の反対でこのライドシェアは全面禁止です。つまり世界で最も成長した産業に参入する機会を失ったのです。

 このように、成長市場参入を阻む規制がある一方で、最先端の技術をもっているのも日本なのです。空港での入国手続 きで顔認証のAIが一般的になってきました。羽田空港のものはパナソニック、ニューヨークの空港の物はNECとどちらも日本企業です。
 第4次産業革命において大きなギャップがある中、日本ではどのようにそれらが浸透していくのでしょうか?

 さて日本の政治に目を向けてみましょう。現在、1か月の延長国会中なのですが、与党はこの国会では3つの法案を決めようと、国会を延長しています。一つは働き方改革法案(高プロ制度)、そしてTPPの批准、カジノIR法案です。
それらの法案に隠れてある重要な法律が制定されたのです。それは「サンドボックス法案」です。これは簡単に言えば、規制をなくして新しい取り組みのできる場(サンドボックス)を作ろうということなのです。

 例えば、無人運転、これは今の法律では公道は走れません。この規制を取り払って、無人運転の実験を公道で出来るようにするのが目的なのです。ほかにも、昨年から三菱UFJ銀行と日立はシンガポールでブロックチェーンの実験を行っています。

 これは、シンガポールが世界に先駆けて、サンドボックスの場を提供しているからなのです。そういう意味で、この法案が通ったのは日本の産業革命への取り組みとして評価されることなのです。(しかしあくまでもプロジェクトベースで地域ベースではない)

 働き方改革についても触れておきましょう。この法案の一番の焦点は「高度プロフェッショナル制度」です。これは 端的に言うと、年収の高い人を今の労働時間規制から外すというものです。年収1075万以上の人で、証券アナリストや医薬品開発研究者など高度な専門知識を持つ人に対して労働時間と言う制約からはずして、多様で柔軟な働き方を認めるということなのです。
 現代の産業構造の変化に伴い、仕事の内容が大きく変わってきています。昔の「量で測れる仕事」の場合、1時間余計に働けば成果は上がります。しかしアナリストや会計士、学者などは量で測れる仕事ではなく、質で測るので、これを労働時間というもので制約するのは違うのではないかと言う発想です。そして現代はそのような仕事が増えてきていて、日本もそれを認めていかなければならないのです。

 2007年以降に生まれた人たちは、半数以上が100歳までは生きると言われています。つまり今後は「人生100年時 代」を迎えるわけで80〜85歳までは働くのが常識となってくるでしょう。すると働き方も今とは変わり、産業の変化によって自分たちも変わっていかなければならなくなるのです。例えば、今までの人生は「20年間教育 → 40年間働く (老後の資金を貯める) → 10〜20年生きる」でしたが、今後は「20年間教育 → 20年働く → 4年間教育 → 20年働く → 教育 → 働く・・・」こんな風になるかもしれません。
 例えば、AIやサイバーセキュリティーなどは新しい分野の仕事で、自分自身がまた勉強しなければなりません。すると先ほどの「教育・働き・教育・・・」と言う人生になってくるのです。その教育を「リカレント教育」と呼んでいます。  「自分がどういう働き方をしたいのか?」「会社はどういう雇い方をしたいのか?」どちらも自由なのです。(勿論 雇う側と雇われる側では雇う側が強いので、雇われる側の保護は必要ですが)

 2018年は国勢選挙のない年です。思い切って改革が出来る時なのですが、この改革重要なのは、総理のリーダーシップです。今まで安倍内閣は、日銀政策(インフレ目標・黒田総裁の誕生で0.4%のインフレは達成している)、国家戦略特区など改革を推し進めてきました。  しかし改革はまだまだです。例えば今回やっと少し労働改革が進もうとしていますが、「金銭解雇のルール」が無いのは、OECD30ヵ国の中で韓国と日本だけです。また、日本では兼業を認めている会社が少なすぎます。兼業は認めるべきです。人生100年時代、次のステップに行きやすくするためにも認めていく必要があります。

 さて日本はこの変化の時、チャンス・ピンチこの2つが裏腹にあります。それを見極めていくためにも、私が本日話した、サンドボックス、リカレント教育、働き方改革、トランプの動向、北朝鮮などをしっかり見ていき、投資活動に役立ててください。

 以上こんな内容だったのですが、皆さんはどう感じましたか?

 竹中氏の考えは一貫していて、世界の変化に対応して日本国も変わっていかなければならない、という改革推進論者です。私自身も会社経営の主眼をそこに置いているので、この講演内容が私の感性を刺激します。
 変わるためには、現状をまず知る必要があります。また今の現状から5年後、10年後はどうなっていくのか?を予想する必要もあります。会社の経営計画にも未来の業界図を想像して、それに反映するような形にしなければならなくなりました。今までの従来型商売をそのまま続け、拡大させることは無理な時代になってしまいました。

 また、金融は現社会で絶対無視できない存在になっているのも事実です。先日、日銀が金利上昇を容認しましたが、これだけでも私達の生活は変わります。もちろん原油価格、株価、為替動向、世界経済状況の変化によっても私達の生活は変わります。もちろん商売も変わります。

 変化要因はそれだけではありません。景気による消費者動向、新たなサービスの出現による既存ビジネスの衰退、人口動向、教育、気候、政治(選挙)などなど、数えたらキリがないくらい変化要因はあるのです。

 そして最後はその人の「感性」です。自分がその変化を見て感じ、どうするかを決める最終ポイントです。
「感性を磨く」と言う言葉は非常に奥深いものなのかもしれません。なぜならその人が育ってきた環境や両親の影響、友人の影響など、ある意味人間そのものと言ってもいいものなのかもしれないからです。

 これからの人生100年時代、人間はどう生きるべきか?企業はどうあるべきか? 働き方はどうあるべきか?
 本当に色々考えさせられますが、変化に恐れず前向きにやっていきたいと感じる 今日この頃です。

Is Google Making us Stupid?
グーグルは人間を愚かにするのか? By ニコラス・G・カー

 非常に面白い、興味深い論文を読みました。このニコラス・カーと言う人アメリカの著述家で、ITをどちらかと言うと批判する立場で数多くの論文を書いていて、ピューリッツアー賞の候補にもなっている人です。

 さてこの論文の題名、少々過激なのですが、要はGoogleをインターネットの代 名詞として使っています。

 まずはこの論文を簡単に要約してみます。

 「私自身、最近自分の脳が変わってきて来ているのを感じている。例えば本を読んでいる時、2〜3ページ読んだだけで自分の意識がどこか他へ飛んでいてしまい、その本の中に入り込めないのだ。

 この現象の原因は、実は自分でもわかっていて、それはインターネットにあると考えている。
実は、メディアは基本的に視聴者が一方的に受動するものではなく、同時に視聴者の思考を形成しているものなのだ。
そう考えると、ネットはその思考形成をする間もなく、さっさっと情報を私達に与えてくれる。
これが私達の集中力や熟考力を奪い取っているのだ。
実はそんな人は増えていて、私の友人の医大の教授はもう「戦争と平和」は読めないと言っている。

 このように、現代人は長編の文学作品を読む集中力をなくしているの事実のようだが、それじゃそれがインターネットの影響によるものと科学的に証明されている訳でもない。
 現在の私達は、ネットの普及、Eメールなどで昔に比べ間違いなく「読む」と言う行為は増えているはずだ。それに もかかわらず、読むことの集中力を失っている。 この「読むスタイル」は効率性と即効性を重視したもので、読書の 能力を逆に弱める可能性があるという人もいる。

 ある大学教授は「読書は人間の本能的技術ではない」と言う。つまり、「話す」と言う行為は人間の遺伝子に与えられたものだが、「読む」と言う行為は、頭で考えるものなのだ。例えば、それは言語によって違う脳神経回路を使っていてことは証明されいる。そのように考えると「本を読む」と「ネットで読む」は違う脳神経回路を使っているということが推測できる。

 脳神経回路と言う点は面白い例がある。1882年、フリードリッヒ・ニーチェが始めてタイプライターを購入した時 のことだ。ブラインドタッチが出来ない彼は、書く文に集中できず、ページにばかり集中してしまい「これは無理だ」と感じた。しかしブラインドタッチが出来るようになると、今までのように自分の書きたいことがスラスラ書けるよう になった。でも、その文は以前の物とは違って、より緊密で電信的になっていたのだ。つまりこれは使う道具(筆記具) によって、違う脳神経回路を使っているということなのだ。

 人間の脳は無限の順応性を持っている。だから、新しいものに順応していく。しかしそれは逆に失うものあるという 事を忘れてはならない。14世紀に機械式時計が発明されたとき、人は時間によって管理された生活様式に順応してい った。すると、今まで人間の本能だった「食べる」「眠る」「起きる」などの行為が時間によってなされるように、本 能による感覚が失われていったのである。

 ニーチェのタイプライター購入と同じ時期、フリードリッヒ・テイラーという若者が、スチール工場にストップウォッチを持ち込み、工場の効率化・システム化を試み、成功を収めた。
これが、現在で言う 「アルゴリズム」の原型で、「科学管理」と言う発想だった。このテーラーイズムが、今、頭脳労働者にも、グーグルによって導入されようとしている。

 グーグル検索は一瞬にして、私達がほしい情報にアクセス可能を実現した。つまり頭脳労働者いとっては、これほど効率的に仕事を出来るツールはないのである。さらにグーグルはそれを人工知能にしようとしている。

 人間は効率化と言う発想のもとに、自ら働くのではなく、仕組みの中に組み込まれようとしているのだ。

 人間はインターネットで、ボタンを押すだけで膨大なデータにアクセスできることによって、考えることをしなくなっている。つまり中身が空っぽになっていくと危惧しているのだ。

 スタンリーキューブリックの映画「2001年宇宙の旅」のラストシーンでは、絶望の宇宙区間の中で、宇宙飛行士が人間的感情を失っていく。それとは対照的に、スーパーコンピューターHALが人間的感情をもっていく。たぶんこれは、キューブリックの「暗黒の未来」への警鐘なのだ。
 実際に私達は、多くの判断をコンピューターを使いそれに頼るようになってきている。

 簡単に要約するとこんな感じなのですが、皆さんはいかがですか?私個人的には同様のことが起きているをつくづく感じます。

 まず、集中力・熟考の欠如についてですが、私自身確実に、読書数は減っている上に、長時間集中して読むことが出来なくなっています。例えば、電車の中の人々の過ごし方も確実に変わってきています。昔は文庫本や新聞を読んでいる人がたくさんいたのに、いまではほどんとの人がスマホをいじっています。居酒屋で仲間と一緒に飲んでいる時も、携帯を 見ながら話す人がたくさんいます。

 このように人々の風景まで変えたインターネットですが、なぜ集中力を失わせていくのでしょう?
私が思うには、これ は「マルチタスキング(※)」が原因だと考えます。インターネットは全てのメディア、さらにゲーム、Eメール、SNS、ショッピングなど多くの機能を備えいるので、一度に多くの事が出来てしまいます。これは私達が自分の意志でスマートホンを操作していると自覚していると感じているかもしれませんが、実はそうではなく、機械に動かされている人間なのかもしれません。

 ※マルチタスキング 複数のことを同時に行う
(テレビを見ながら携帯、勉強しながらLINEをするなど)

 そして最終的には、キューブリックの映画のように、感情までもがコンピューターに操られる人間になってしまうのでしょうか?

 この論文を読んで、少しインターネットから離れる生活を意図的に作るべきかもしれない、と感じています。
皆さんはどう思いますか・・・・?

先月の売れ筋商品ベスト5(各社)

こだわり
  • 1位 ポッカスポーツウォーターP
  • 2位 緑茶500P(ミツウロコ)
  • 3位 ミラクルボディ500P
  • 4位 レアル(ブラックBC)ドトール
  • 5位 まろやかバナナ&ミルク500P
ダイドー
  • 1位 ブレンドコーヒー
  • 2位 Mコーヒー
  • 3位 無糖珈琲 樽
  • 4位 ミウ水550P
  • 5位 葉の茶500P
サントリー
  • 1位 南アルプス天然水 P
  • 2位 ペプシコーラロング缶
  • 3位 伊右衛門435P
  • 4位 ボス Wインパクト微糖
  • 5位 新やさしい麦茶600P
アサヒ
  • 1位 三ツ矢サイダー430P
  • 2位 カルピスウォーター430P
  • 3位 モンスターエナジー(緑)
  • 4位 富士山水600P
  • 5位 アイスマウンテン

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