マンスリーレポート 第164号

3月のアークル

小田原曽我の梅林

 今年の寒さは例年にないほどの厳しさでした。そんな寒さもここ数日、暖か い日もあり、いよいよ春の到来を感じさせる時期になりました。そんな中、皆様いかがお過ごしですか?

 私達自販機業界にとって、今冬は大変厳しいものとなりました。寒いと人が外に出ない。これが自販機売上を下げる最大な要因というのはわかっていますが、これほどまでに自販機売上の低迷を感じた冬はありません。
基本的に自販機オペレーターというビジネスは薄利多売的なビジネスなので、売上が下がると損益収支に直結しますので非常に厳しい経営環境になったと言えます。

 自販機売上低迷の要因は天候だけでなく、人口要因、競合、商品力などたくさんの要因があります。その中で一番わか りやすい要因が販売価格です。自販機の特質でワンコインの利便性が求められ、ブランドより価格志向が強いのも自販機 なのです。
 しかしブランドは求められない代わりに商品力はしっかり求められます。つまり消費者からは商品力も求められる上に 低価格も求められるというのが自販機なのです。自販機はそのものにコストが掛かりますので、出来れば低価格化は避け たいというのがメーカーの本音です。

 「良い商品をそれなりの価格で自販機で販売する」という難題を見事ブレイクスルーした会社があります。それは「JRウォータービジネス」です。高価格販売を支えているのはスイカカードの存在です。電子マネーを利用することによっ て廉価販売の壁を突破しました。
 また閉鎖されたマーケットで商品の売れ筋や販売顧客情報などいろいろなデータを駆使して、高パーマシン自販機を作り上げています。またこの高パーマシンを支えているのが、他にはない興味深いオリジナル商品です。

 このように特殊ロケ内において、自販機マーケティングを成功している会社がある一方で、一般ロケーションの自販機の在り方の変化が顕在化してきています。

 例えば缶コーヒーです。今まで自販機の売上の一番の売れ筋がショート缶サイズの缶コーヒーでした。これは飲料メーカー最大の利益商材でした。しかし昨今の缶コーヒーの容器の多様化によって、ショート缶のコーヒーの価値がすごく落ちてきています。一般消費者から見た、ショート缶サイズ缶コーヒーの適正価格はいくらだと思いますか?130円と答える人など誰もいないのでないでしょうか。

 またコーヒー自体の在り方も大きく変わりました。スタバの出現でクリームを乗せたフラペチーノ系やシナモンやチョコレートを加えた数々の変わり種新商品が発売されることでコーヒーマーケットがどんどん拡大されていきました。
それらの類似商品が飲料メーカーからも発売され自販機でも販売しようとするのですが、どうしても高価格になってしまい、自販機にはなじんでいきませんでした。
結果自販機からトレンド商品が消え、自販機そのものがマーケットから取り残される形になってしまいました。

 今ほど商品の多様性を求められない時代には自販機は飲料の販売には最高のツールだったのです。良い場所さえ確保すれば売上は保証されたものという感じでした。しかし最近はいかに良いロケーションであっても、商品力と廉価販売の要素を加えないと売れないマーケットになっているのです。

 つまり自販機は廉価販売と商品力という2つの制約の中で、マーケットの中を戦っていかなければなくなってしまったのです。

 こんなマーケット状況の中では自販機中心で販売してる飲料メーカーは非常に厳しくなってきています。例えば弊社メイン取引先であるダイドードリンコさんです。

 またダイドーさんはコーヒーに特化してきたメーカーで、このコーヒー戦争ともいえる 激動のマーケットの中でなお一層厳しさが増しています。
 先ごろ、スタバも会社・職場に自販機進出という記事が出ました。コンビニコーヒー、オフィスコーヒー、ネスカフェアンバサダー、コーヒー戦争の激しさを物語っています。

 ダイドーさんの特徴の一つとして卸先販売網グループ・共栄会(もちろん当社も)というものがあります。これは日本全国に広がるグループで、ダイドーさんの売上の大きな割合を占めています。ダイドーさんの今までの成長はこの共栄会の貢献が非常に大きなものだったと思っています。また共栄会側も、市場開拓・オペレーションノウハウの部分で大きな恩恵を受け、一緒に成長してきたのです。
 しかし昨今の自販機マーケットの変化が今までの成功体験に「ノー」と突きつけ始めたのです。共栄会は今までダイドーさんのやり方をまねて経営してくればなんとかなった成功体験が何とかならなくなってきたのです。

 その成功体験を支えてきた大きなモノ。それは「ダイドーブレンドコーヒー」です。まさにこの商品は怪物でありました。一時期はこの商品だけで総売り上げの3割以上を締めていた事もあったのではないでしょうか。しかしその後ビールメーカーがその領域に力を入れ始め、缶コーヒーは断然ダイドーという神話がなくなっていきました。しかし昔ながら 「ダイドーブレンドコーヒー」はまだまだ強い存在だったのですが、容器の多様化、働く人の世代交代などで徐々に影を潜めていくようになってきたのです。

 またダイドーさんは缶コーヒーだけでなくジュース類も他にはない面白い商品をたくさん発売してきました。それらは短命ではあったものの、ダイドー自販機の売上に大きく貢献していたのは間違いありません。しかし飲料の主流がペットボトルになってくると、それらのカテゴリーの出遅れが目立ち始めます。

 この時期、ダイドーさんは缶コーヒーにより一層注力をしていき、缶コーヒーのブランド化を図っていきました。そこへタイミング悪くコンビニコーヒーの登場になったのです。
 「ダイドーはコーヒー!」というイメージがダイドー自販機の強さだったのですが、マーケットからペット飲料を求め られるようになってきたのです。
 そんな中キリンとの自販機交互乗り入れの提携が発表されます。そして今年はアサヒ製品の自販機投入と、これで計 4品の他社製品がダイドー自販機にセットされる事になりました。
 これも時代の流れかと納得する部分もあり、残念な気持ちもありとても複雑な気持ちになります。

 今後も自販機マーケットにおいて、メーカー自販機が市場の中核をなしていくでしょう。また、マーケットは厳しい状況になったとはいえ、自販機での販売パワーは大きな物であります。
 そういう意味でも商品力のあるダイドー製品に期待をしたいと思っております。

又、私達共栄会の伝統である現場ガチンコ営業も守っていかなければと思う今 日この頃です。

映画「ファウンダー」・ハンバーガー帝国のヒミツ
〜マクドナルドの真実〜

 昨年のロードショーの時に必ず観に行こうと決めていたのに、タイミングを外して観れなかった映画です。ようやくDVDが発売され、しっかり鑑賞させていただきました。

 ファウンダーというのは創業者と意味なのですが、一般的にマクドナルドの 創業者だと思われているのはレイ・クロックです。「成功はごみ箱の中に」というビジネス書を読んだ人も多いのではないかと思いますが、そのイメージからマクドナルド=レイ・クロックというイメージがあります。

 しかしこの映画ではマクドナルド創業当時の様子が描かれていて、レイ・クロックがどのようにしてマクドナルドの創業者と名乗るまでがわかるようになっています。
 本当の創業は南カリフォルニアの片田舎でハンバーガー店を営んでいたマクドナルド兄弟で、レイ・クロックは鳴かず飛ばずのミキサーのセールスマンだったのです。

 そんな男がいかにしてこの巨大なハンバーガーチェーンを築いていったのか!?
ある意味この映画は「職人vs商人」の戦いを描いているような気がしてきます。

 レイ・クロックはマクドナルド兄弟とマクドナルドのフランチャイズ契約を結んで店舗展開をしていくのですが、終い には自分のやり方をマクドナルド兄弟の許可なしで推し進め、最後には契約までも反故してマクドナルドチェーンを奪い取ってしまいます。

 例えばレイ・クロックはこのビジネスを「ハンバーガーを売る」というビジネスではなく、不動産ビジネスと捉え、多 店舗化を推し進めていきます。まさに商人的発想で、職人発想ではありません。

 日本人の感性において、ビジネスモラル面から見たらレイ・クロックの行動は許されるものではなく、反感を買う人がほとんどだと予想されますが、では彼がマクドナルドを運営していなかったら、今や全世界に広がっているマクドナルドの美味しいハンバーガーが私達は食べることが出来ないのです。
 そのような面からみると、価値のあるも広げて消費者に喜んでもらえるなら、それが出来る人に託すべきと言う考えも あるのではないかと思います。

 投資も同じで、同じお金を投資するのに、ビジネスセンスのない自分がビジネスするより、孫正義さんのような人に彼のビジネスで運用してもらったほうが良いという見方も出来るからです。

 それでは、ビジネスを託すべき人とは一般人の我々と何が違うのでしょうか?
この映画を見てそこのところをよく考えてみました。

 まずはそのビジネスの本質を見抜く力です。マクドナルド創業当時、それを真似する人たくさんいたはずです。しかし誰もレイ・クロックにはならなかった。
レイ・クロックは映画の中で「マクドナルド」という言葉の響きに直感で成功を 確信したと言っています。名前がポイントだったと言うのです。

 それから、その人の執念と情熱です。才能や学歴があっても天才であっても成功できる訳ではなく、「執念」が一番大事だと彼は言っています。

 そして最後はあきらめない心です。  映画の中で、レイ・クロックは自己啓発のレコードをかけて自分を鼓 舞する場面がありました。そのレコードは「The Power of Possitive Thinking」と言ってかの有名なノーマン・ビンセント・ポールのものです。
 レイ・クロックも何度も失敗を重ね「今度こそ成功させてみせる、今度こそ」と言い続けていました。

 さてこの映画、別の視点からも私を楽しませてくれました。

 映画の冒頭、マクドナルド兄弟がマクドナルドの厨房を、効率的にすべく、テニスコートにチョークで何度も何度も書きなおし実際に人をそのテニスコートに立たせて作業させる場面が出てきます。
 私はその場面がとても印象に残っています。ビジネスを立ち上げる時のワクワク感、いかにもアメリカ的な発想で効率厨房を作り上げるスマートさ、日本人にはない感覚です。

 私はいつも思うのですが、日本の伝統的なものを外国人が運営して、他のカルチャーとミックスさせるとまるっきり別の物が生まれ、素晴らしいものが出来ると。例えばコーヒーチェーンのブルーボトル。日本のサイホン式で出す喫茶店をアメリカ人にやらせるとこうなるのです。

 そういう意味ではやはりアメリカってすごいなぁ~って思うのです。
私のような50歳代の年代の人間はいつもアメリカのカルチャーから刺激を受けて育ってきた世代です。  最近日本は、日本人自ら、自国の文化を自画自賛するような傾向が強く、テレビでも外国人が日本のラーメンを絶賛するとか、日本の温泉を絶賛するなど、どちらかというと内向き傾向になっているのではないでしょうか?

 もう少し外向きにマインドを変えていいのではと考える私です。

川越でうなぎの名店へ

 一番好きな物は?人生最期の晩餐で選ぶものは?こう聞かれたら間違いなく「うなぎ」と答える私ですが、今までいろいろなお店でいただきました。

 そんなうなぎ好きが私が今回訪問させていただいたのが、川越にある「ぽんぽこ 亭」。この店は地元民ご用達の人気店で、一度行きたいと思っていました。あまりマスコミに出ない、隠れた名店と評判が高いそうです。

 今回は川越・小江戸散策のついでだったのですが、驚いたのは川越の近さです。小田原から圏央道を使って行けば、わずか1時間ほどで到着します。
昔はこのあたりに行くとなったら、東京環八周りで5〜6時間かかった記憶があります。

 訪店したのは2月の半ばの日曜日のお昼ごろ。既に駐車場、店内はお客さんでいっぱいです。運よくぎりぎり並ばずには入店出来ましたが、あと少し遅かったら並ぶ状況でした。

 店内に入ると正面に厨房があります。ものすごい量のうなぎを焼き、蒸している様子もわかるようになっています。店内はとても広く、ウナギの寝床のようになっており、今回私はその奥の奥に案内されました。様子を見ていると大人数のお客さんが多いようで、うなぎだけでなく焼き鳥や唐揚げなど昼間から居酒屋状態になっていたので、いかにも地元ご用達のお店というのが一目でわかる様子でした。

 しかし、私としてはそんな様子に少し不安を覚えるのでした。なぜかって?やはりうなぎ屋はうなぎオンリーで勝負すべきだと思っているからです。それは一緒に行ったかみさんも同意見で、「もしかしたらあんまり期待できないかもね〜」なんて言う始末です。

 私がうな重を食べる場合のポイントは、うなぎ本来の肉質、タレ、温度です。関東バージョンの蒸したうなぎはふっくらで、関西バージョンよりは肉質が感じられると感じる方が多いのかと思いますが、そうではないのです。関西バージョ ンで蒸し無しでも、うなぎそのものの肉質はしっかりわかります。
 またタレはそれぞれ好みがありなんとも言えないのですが、私個人的には濃すぎず、薄すぎずが好きです。また最後に温度、これが重要です。うな重というと、あまり熱々というイメージがないのですがやはり熱々がいいんです。

 そんな細かい観点から食してみると、正直少し残念だったというのが本音であります。またひどかったのは、うな重についているお吸い物。これインスタント?っていう感じで、いただけなかったのです。

 ちなみにこの店の特徴はタレにあるようで、甘さにはちみつを使っているそうです。個人的にはタレはまあまあでしたが、うなぎそのものは普通です。
 ただコストパフォーマンスはかなり高く、特上は3100円というのは驚きでした。

 結論としては、リーズナブルに本格的うな重を食べたい場合、おすすめできるお店と言う感じでしょうか。ただ一つ言えるのは、間違いなく地元に愛されているお店であるということです。

 ところで、地元に愛されるお店って今や貴重な存在になりつつあると思いませんか?
最近はネットですぐにおいしい店は評判になってしまい、地元民がなかなかいけないお店になってしまうからです。

 例えば、小田原風祭の「うなぎの友栄」です。このお店今や全国区で、お客さんが並ばない日がないほど有名になってしまいました。こうなると地元の常連客もなかなか足が運びづらいというのが本音だと思います。

 ということで、今回のB級グルメは、「コストパフォーマンスに高い地元民に愛されるうなぎ屋さん」と言う表現でいいのかな!?

 私のB級グルメ探訪はまだまだ続きますよ〜・・・・

店名:ぽんぽこ亭
住所:川越市藤間151-7
TEL:049-243-5450

カンボジア・プノンペンで食中毒

 先日カンボジア、プノンペンへあるパーティーがありその出席のために訪問しました。

 わずか2泊3日だけの滞在でしたので、どんな美味しいレストランに出会えるのか楽しみな訪問でしたが、それがとんだ事となってしまったのです。

 初日の晩はパーティーでしたので、そこでの食事で終了。2日目ランチは、プノンペンNO1のフレンチ「TOPAZ」へランチ。(ちなみにプノンペ ンにはたくさんのフランス料理レストランがあります。本格的なフランス料理のコースが格安でいただけるのでとてもおすすめです)

 そこまではよかったのですが、2日目の晩の地元民に大人気、行列のできる中華レストランへ。ここが今回の旅を台無 しにした、元凶の店だったのです。
 その店は街の中心を走るモニボン通リ沿いにあるお店で、店前はベンツやレクサスなどの高級車があふれんばかりに路駐をしてテーブルなどは歩道にまで出して営業をしている、地元民に大人気の中華料理店です。店前にはたくさんの水槽があり、そこから海鮮の食材は取り出して調理しているようです。
 食べた料理を今回写真で載せておきます。どれが元凶なのかはわかりませんが、たぶんエビがカニのどちらかでしょう。

 ちなみに味は絶品、お値段を超安い!通常であれば大満足ということになりますが、そうはなりませんでした。

 その日深夜から、下痢・嘔吐・高熱がずーと続き、翌日ははいずりながら病院へ。便検査を行ったウイルス性のこと。寄生虫の場合もあるのでその場合は現地の薬でなければだめだそうで、このような場合必ず現地の病院にかかることが大切だと言われました。
 あまりの高熱と嘔吐感から、結局点滴をしてもらうことに。帰りの飛行機の時間が近づく中、病院のベッドの寝込む私!帰れるのか不安の中、なんとか日本に帰ってきました。

先月の売れ筋商品ベスト5(各社)

こだわり
  • 1位 ドトールカフェオレ260BC
  • 2位 レアル(ブラックBC)ドトール
  • 3位 モーニング
  • 4位 ファイア微糖(白)
  • 5位 ドトール微糖BC
ダイドー
  • 1位 Mコーヒー
  • 2位 ブレンドコーヒー
  • 3位 無糖珈琲 樽
  • 4位 ブレンド微糖
  • 5位 バリスタBC
サントリー
  • 1位 ボス Wインパクト微糖
  • 2位 南アルプス天然水 P
  • 3位 ボス カフェオレ
  • 4位 ボス レインボーマウンテン
  • 5位 ボス 無糖ブラック
アサヒ
  • 1位 炭焼き仕込み 185缶
  • 2位 モーニングショット
  • 3位 金の微糖 185缶
  • 4位 モンスターエナジー
  • 5位 完熟ブラック 185缶

アークルバスケットボール部
その名も「Venders」

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