マンスリーレポート 第158号

9月のアークル

 皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 それにしても今夏の8月の初旬から20日頃までの天気はひどかった・・・・・
ほぼ毎日雨、そして低気温。こんな8月は今まで経験したことがありません。もちろん 私達の業績もそれに伴って低迷は避けらません。
 しかしこの天候もよく考えてみれば、いつもの7月の梅雨+8月の真夏と言う組み合わせ で考えれば、それが逆になったということだけかもしれません。つまり自然はバランスよ く出来ていて、いつまでも不天候は続かないけど、好天候も続かないということなのでしょう。
 私達自販機業界は景気に左右されない代わりに、天気に左右されるということなのですが、この傾向が年を追うごとに強くなっているのはそれだけ飲料の販売ロケが飽和してい ることに他ありません。

 また、ここ十数年で変わったと感じるのは、熱中症対策ということで夏は水分を補給しなければならないという人々のマインドの変化です。これは、私達にとっては非常にありがたいことで、夏場のミネラルウォーターとスポーツドリンクはよく売れるようになったと感じています。

 さて商品の最近の売れ筋動向なのですが、面白い現象が起きてきています。今年の6月にサントリーより350ml缶のトマトジュースが発売されました。私達は過去の経験から、この手のジュースは売れないという経験則から取り扱いはほと んどしませんでした。しかし、メーカーからの情報で、非常に売れ行き好調との情報を聞き、恐る恐るですが自販機セッ トを増やしていくと、驚くべきことに非常に売れ行きが良いのです。
 この商品の特徴として、従来のトマトジュースと違って非常に飲みやすく、悪く言えば薄く、トマト本来の美味さを味わうものではないという感じなのです。しかし、それが受けたのです。サラッと飲めるトマトジュース、新感覚だと思います。

 弊社での最近のテーマとなっている、作業の効率化問題。ここへ来て、新しい試みをいろいろトライし始めています。先月のマンスリーでも書きましたが、この課題は簡単に解決できるものではないのですが、進めていかなければならない大きな課題なのです。
つまり、小さなことをすこしずつ進めてコツコツ改善していくしかないという感覚でやっています。

 自販機オペレーションで一番時間がかかるのは、やはり冷温の切り替え作業です。またこの切り替え作業、1年のうち やっていない期間がわずかしかないほどで、これが長時間作業の元凶となっています。
 例えば、8月は真夏で一番忙しい時期と皆さん思われるでしょうが、切り替え作業 がない分時間的には効率のよい仕事が出来ます。しかし9月に入ると1室のホット切 り替えが始まってきます。この切り替えではホット・コールド両方にコーヒーをセットしなければならなく、コールド売り切り商品を終わらせ、新たにコーヒーのセット 増やしていく作業が入ります。またこの後、真冬に向けて10月以降はコーンスープやホットレモンなどのホット商材を追加しながら、ホットコラムを増やしていく作業となるのです。

 この一連の作業の中で厄介なのが、「終売商品のさばき」なのです。つまり売り切り商品をどう売り切ってしまうか? です。売れない自販機にそれらの商品が入っていたら、間違いなく賞味期限切れ商品を出してしまうことになります。だだ、それを売り切るのにこだわって、切り替えを先延ばしにすれば余計売れない自販機ができてしまいます。

 私達の中では、自販機の売れ行きのよってランク分けをして、そのランクに応じた切り替えを行っています。売れる自販機では商品のさばきの問題がないので、非常に 切り替えもしやすく、効率も良いのですが、売れない自販機は切り替えのタイミングや、商品のさばきが難しいため、非効率は否めなくなっているのです。

 このように考えていくと、実は自販機オペレーションの効率化の答えは売れない自販機のコントロールにあることがわかります。皮肉なのモノで、売れない自販機ほど 時間がかかり、非効率になっているのです。
 又、私達が自販機を管理する上で一番知りたい情報は、売れゆきの良くない自販機の売れ行き情報なのです。例えば、将来的に自販機に通信機能を持たせて、フォローすべき自販機をオフィスにいながらわかるシステムは売れない自販機ほど必要ということになるのです。
 しかし、本末転倒なのは、売れない自販機にそれだけコストをかけるべきかという問題です。自販機単体でみれば、売れない自販機にコストをかけたら、その自販機は大赤字になってしまいます。

 さて、話を戻しまして今回この切り替えの効率化で今回新しい取り組みを始めましたと書きましたが、実際行ったルートマンには非常に評判がいいようです。
 これが今後浸透していけば、1室ホット切り替えのスピードが早まり、作業の時短につながる事、間違いなしです。

 また、この切り替え以外にも、細かい点で改善を重ねている状況です。たぶん近い将来、自販機をベストな状態を保ちながら、効率的な作業を出来るようになっているのではないかと感じております。

 このように、私達の業務も時代の流れや変化によってやり方を変えていかなければなりません。
いつも同じやり方では、進歩もないですし衰退の道をたどるのは必然だと思っています。

 先日、読売新聞のスポーツ欄でニューヨークヤンキースの田中将大のコラムがありました。内容は4年目になる田中選手、昨年から打ち込まれるケースが増えてきたのに対応している記事でした。
 今まで打ち取れて来ていた、外角低めのボールを狙い撃ちされてきているのです。そこで最近ではストライクからボールゾーンに浮き上がる高めの直球を見せて打者の目先を変え、低めのスピリット、スライダーで打ち取る、そんな配球を しているそうです。
 5年連続2桁勝利を挙げた黒田選手も、メジャーでは日本時代から「変化」で活路を開いたそうなのです。田中選手はこう言います。「現状維持を目指していたら落ちていくだけ」、立ち止まらずに変化を恐れてはいけないのです。

 まさに会社経営も同じなのかもしれません。「周りの環境は厳しいから経営がうまくいかない」というのは言 い訳に過ぎないのです。どんな状況であれ、変化に対応 して活路を見出すことはできるのです。

 そういう意味では、まだまだ頑張らないと思う今日この頃なのです・・・・・。

激ウマB級グルメ 第98弾 〜寿司職人が作るフィッシュバーガー〜

これはガリです!

 当マンスリーのグルメリポート、ハンバーガーはよく取り上げますが、今回のお店はちょと異色。

 テレビで紹介されていたのを見て、「これっ、面白い!」という直感から、すぐ訪店です。

 テレビのリポートでは、ミシュランの星を保持する寿司店で修業を積んだ寿司職人がオープンさせた、フィッシュバーガー専門店で、中身も相当のこだわりがあるようで、それほどのこだわりなのに、価格が1000円前後と通常のグルメバーガー並み。
 連日大人気で、行列が出来ているという内容でしたが、実際はどうだったでしょうか?

 早速レポートしたいと思います!

 訪店は夏休み真っただ中の土曜日。場所は中目黒の繁華街からは少し離れた、ビジネス街。(中目黒と言えば、最近注目の街のようで、若者のスポット、こだわりの飲食店など、今東京で最も注目されている街のようです)

 店名は「デリファシャス」、デリシャス+ファッキングで「めちゃくちゃ美味しい」という造語だそうです。到着したのがちょうどお昼の時間と重なったのもあり、やはり店前は噂通リの行列。
 しかしこの行列は店内で座って食べる人の行列で、店内の立ち食いであればほとんど待ちませんでした。メニューは手書きで、行列の前のほうから回ってきます。

 聞くところによると、決まったメニューは「昆布〆フィッシュバーガー」のみで、それ以外はその日の材料などで変わるそうです。ちなみに、その日のメニューの一部を紹介します。
 アジフライバーガー、エビしんじょバーガー、西京焼きの最強バーガー、活〆煮穴子の天ぷらドッグ、出汁巻き玉子ドッグetc...(とても興味深い品々です)

 そんなメニューの中、今回注文したのは、定番の昆布〆フィッシュバーガーとエビしんじょバーガー。

 さてさてお味のほうは・・・?

 まず昆布〆フィッシュバーガーですが、魚はその日は「目鯛」を使用しているとのこと。これに使う魚も時期や仕入れ状況によって変わるとのこと。
 一口、かぶりつくとまず醤油の香ばしい香りが。どうやらバンズに醤油を塗って炭火で焼いているようです。それだ けでも驚きなのに、中身のフィッシュフライに更に驚きがあるのです。熱々のフライの中の身は何とも繊細な香りがするのです。日本人の大好きなあの昆布のうまみです。

 ソースは全然出しゃばってこない、豆腐ソース。この理由は魚の旨味を最大限に出すためであろうということが、容易に想像できます。もしこれがタルタルだったら、このフィッシュバーガー台無しになってしまうのでしょう。ちなみにこの豆腐ソース、豆腐を裏ごしして、一番だしで割った和風だしを葛粉でとろみをつけているそうです。なんとも手間がかかっていること。
 またフライと一緒にはさまれている、キャベツの千切りの炒めた中には、たくあんの古漬けが入っており、これも相当のこだわりなのです。

 もう一つ注文した、エビしんじょバーガーは、また昆布〆バーガーとはまっるきり違う味。
 どちらかというと、こちらのほうが洋風の味付けで、バーガーっぽい(?)味なので、違和感なく食べられる感じです。
 パテである、えびしんじょは2種類のエビ(赤エビとブラックタイガー)が入っています。ぷりぷり感はかなり感じられるので、エビの本来の触感は楽しめます。またしんじょそのものはとてもふわふわしています。大和芋と加賀野菜の「丸イモ」を使用しているそうで、本当に手間のかかっているものだと感心させられます。

 そんなえびしんじょに合わせているのが、サルサソース。
 とても面白い、一品だと思います。

 すべてのバーガー・ドッグは注文されてから作るのでどれも熱々、ふわふわです。

 ところで、昨今のグルメバーガーブームはものすごいものがありますね。
 アメリカから次々に上陸するグルメバーガーチェーン、日本のインディーズ系、日本の老舗モスバーガーやフレッシュネスも頑張っているようですし・・・。

 このバーガー、アメリカのニューヨークやロサンゼルスのような感度の高い場所だったたら、大ヒット間違いなしだと思うのは私だけでしょうか・・・!

 私自身、リピーターとなるでしょう、お店です。
 ほかのメニューも今後チャレンジしていきますので、 また機会があったら、紹介していきますね。

 皆さんも、もし興味があればトライしてみてください。

店名:デリファシャス
住所:目黒区東山1-9-13
TEL:03-6847-0421(水曜日定休)

白ベンダーを考察する 〜飲料ビジネス6月号より〜

 私達飲料業界の人間であればほとんどの人が読んでいる専門小冊誌「飲料ビジネス」というものがあります。
 飲料のビジネス動向だけでなく、業界以外の興味深いコラムなどが載り、毎月チェックしているのですが、6月号に自販機コンサルタント(?)の小林剛典さんと言う方が 書いた、「白ベンダーを考察する」というコラムが載りました。

 弊社でも今、オリジナル白機「こだわり君」の展開をしている中で、私達にとって は旬の話題ですので今回取り上げてみたいと思います。

 筆者の小林氏はさすが自販機コンサルタントを名乗るだけあり、なかなか鋭い洞察をお持ちのようです。

 まず白ベンダーの仕組みです。
一口に白ベンダーと言っても、それぞれ背景の異なる白ベンダーが存在するのです。

・メーカー出資型
FVグループ(コカ・コーラ)、ジャパンビバレッジ(サントリー)、ネオス(伊藤園)これが3大メーカー 出資型白ベンです。

・地域有力オペレーター展開型
地域の大型オペレーターでメーカーからの支援をもとに、自社機を運営していくスタイル。

・完全独立型運営
弊社も含め、メーカーの影響を一切受けないタイプの白ベンです。「格安機」「激安機」「コンビニベンダー」 とも言われ、50円~など低価格戦略をとっているもの。

 この完全独立型は自販機を自社所有、中身商品の仕入れも独自であり、売り方はすべて自由。(色・デザイン・商品 構成・価格・契約条件など。)

 実はこの第2極・3極はひそかにマーケットに浸透していっているのです。そんな 状況の中、飲料メーカーは自社機を「光」と見ていて、これらはあくまでも「影武者」 と見ているようです。
 この影の存在のインディーズベンダーはそれ自体、メーカーはつかみきれていない 影の存在なのですが、昨今、この影の存在に光が当たり始めているのです。

 オペレーターにとって自社機投資のリスクは大きく、ロケに対する評価も厳しいの ですが、獲得した時の果実は大きいのです。つまりオペレーターは現状の打開策の上 位に自社機戦略を挙げると分析しています。
 このメーカー依存型と一線を画すやり方、今や影にとどまらない勢いだというので す。メーカー既存機の落ち込みは消費者が離れたのではなく、提供する側の魅力の喪 失だと言い切ります。
以上が要約した内容なのですが、うなずける内容と感心しました。

 さて、白機のマーケットの状況ですが神奈川では県央~県東にかけては沖縄からの「M」と駐車場経営の「I」がアウトロケでものすごい勢いで伸ばしてきています。間違いなくメーカー機は影響を受けているのではないかと思われます。弊社のメーカー機も間違いなく影響は受けているのではと推測しています。

 面白いもので、白機が活躍する場所はどちらかというと、インロケよりもアウトロケで、特定の決まった人数がいると ころより不特定多数の人が目するアウトロケのほうが効果を発揮しています。つまり同じ場所でメーカー機を設置した場 合と白機の場合とでは売上が全然違うのです。
 白機は周辺自販機の売上を奪う力を持っているようです。それはやはり価格なのでしょうか。しかし私個人的には価格だけではいつか飽きられてしまうと考えています。やはり価値のある商品を低価格で提供できるところが、最後に残るの ではないでしょうか。

 幸いにして、弊社はメーカー機だけでなくオリジナル白機 「こだわり君」を持っています。この「こだわり君」も今年になって徐々に設置が進んでいます。やはり売上は非常に高く、消費者に支持されているのが実感できます。
 ただ、白機は大きな投資が伴うビジネスですのでやみくもに進めているのではなく、投資コストに見合った設置場所というのを大前提にしてのは言うまでもありません。

 今後私達自販機オペレターは、労働力不足という大きな問題に直面する中、迫られてい るのは既設ロケの効率化とパーマシンアップです。ルートマン1人当たりの保有台数の減少と1回あたりの取引金額増大を目指しながら、働き方改革を行っていかなければなりません。

 これを実現するには、1台のパーマシンを倍ぐらいないと非常に難しいと感じています。自販機の一番手間がとられるのは、ホットコールドの切り替え作業であって、保有台数が 多いと非常に時間がかかるのです。

 また自販機管理は、単純売れる自販機は非常に簡単で、売れない自販機のほうが管理は難しくなります。賞味期限など管理が必須になった今、売れない自販機は商品の投入本数 も考えながら行わないとなりません。また切り替え時も売れ残った商品の処理などが難しく、余計時間がかかることとなります。
 そういう意味では、白機はパーマシンも高く管理の難しさもありません。
今までは、ルートマンの時間短縮という面からパーマシンを見たことがありませんでしたが、今後は自販機コストの面に加え、労務管理の面からも見ていかなければならくなりました。

 メーカー機、白機ともメリット・デメリットがありどちらか一方の経営戦略は危険と思っています。両方の良いところ を組み合わせながら、今後も進んでいくのがベターではないのかと私は思っています。

 だだ、間違いなく言えることは消費者に支持される自販機を作らないと、生き残っていけないということです。

先月の売れ筋商品ベスト5(各社)

こだわり
  • 1位 ポッカスポーツウォーターP
  • 2位 緑茶500P(ミツウロコ)
  • 3位 いちご&みるく500P
  • 4位 レアル(ブラックBC)ドトール
  • 5位 ミラクルボディー500P
ダイドー
  • 1位 ブレンド
  • 2位 Mコーヒー
  • 3位 ミウ プラススポーツP
  • 4位 無糖珈琲 樽
  • 5位 ミウ 水550P
サントリー
  • 1位 南アルプス天然水P
  • 2位 ペプシコーラロング缶
  • 3位 伊右衛門435P
  • 4位 POPメロンソーダP
  • 5位 CCレモン430P
アサヒ
  • 1位 ポカリスエット500P
  • 2位 三ツ矢サイダー430P
  • 3位 富士山水600P
  • 4位 アイスマウンテン
  • 5位 モンスターエナジー

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